アソシエイト、ディソシエイト

今回は、アソシエイトとディソシエイトについて書いていく。

アソシエイト・ディソシエイトという用語は、NLPの中でも重要な用語のひとつだ。

アソシエイトとディソシエイトはそれぞれ反対の意味の言葉で、意味は、

アソシエイト=物事を主体的に捉える。物事を自分の視点で見る。物事を自分の耳で聞く。    物事を自分の感覚で感じる。

ディソシエイト=物事を客観的に捉える。物事を自分以外の視点で見る。物事を自分以外の耳で聞く。物事を自分以外の感覚で感じる。

となる。

繰り返しになるが、NLPの手法を使うときに、この2つの状態を用いることが重要である。

なぜなら、NLPのワークでは、自分を主観的に捉え⇒客観的に捉え⇒主観的に捉え⇒客観的に捉え⇒…と切り替えを行いながら進めていくことがよくあるからだ。(中には、客観的視点1⇒客観的視点2という切り替えもあるが)

これは、大抵の心理療法でも当たり前に用いられている方法で、

自分の悩みを自分視点で見ていても、解決しないが、自分視点をやめて、別の視点からその悩みを見ると、別の捉え方をしたことで気づきが起こり、そこから解決へ向かう糸口が見えてくる、ということである。

すっごく超端的に言うと、「悩みを別の視点から見ることができれば、悩みを解決するキッカケが掴めますよ。」というのが大抵の心理療法の肝だと私は捉えている。

だから、メンタルセラピストは、クライアントにいかに悩みを様々な視点から捉えるようにしていくか、が最も重要なことだと考えている。

それに必要な要素がアソシエイト・ディソシエイトである。