幼年期の終わり

2022年7月9日 子供であることをやめることができた。まだ完全とはいかないけど、そういうことが起こったのは、間違いがない。

今までは、子供と遊ぶことはできず、張り合うことしかできなかったが、今日の出来事を切っ掛けに、子供をやめることができた。

その出来事自体も、大したなことではなくて、「もう、子供じゃないんだから」とただ言われただけのこと。

それまでは、そんなことを言われても、変化があるはずもなく、ずっと中身は子供のままだった。

だが、今日は何かのスイッチが切り替わったように、変化が起こった。

変化というのは、突然に何となしに起こるものとよく言わていれるが、ここまで 強烈に変わったという体験は今までなかった。

これまで、自分が体験して来た変化は、もう少し劇的なものが多かった。何かのワークをした後だったり、カウンセリングセッションを受けた後だったり、自分で切っ掛けを作ったものばかりだった。

今回の「幼年期の終わり」も、それなりの体験積み重なった結果、起こったことだろうが、自覚がなく変化したのは初めてのことだった。

今回は、自分の変化に戸惑った話をしたが、そうして、人が変化する過程の一端に、自分が関われることができたら、本望だと思った次第。

 

(タイトルはアーサー・C・クラークのSF小説から)