潜在意識について、
潜在意識とは、普段意識されない意識のこと。
心理学的には「無意識」も同じ意味になる。
英語だと「sub-conscious」というらしい。consciousness(意識)のsub(サブ)ということだが、
実際には、潜在意識の方がメインで、普段の意識はサブだと思うけどね。
潜在意識の対義語は、顕在意識という。
これらはよく氷山に例えられる。水面に見えている氷山の一角=顕在意識。水面下にある氷山の本体=潜在意識。というように。
この例えが表しているのは、人の意識の95%以上は潜在意識、実際に意識している顕在意識は、5%もないということ。
普段、人は自分の意識を使って生きているようで、実は潜在意識で生きているということだ。
人は自分を変えようと思ってもなかなか変えることはできないと思うはずだ。それは、5%の部分で変えようとしていて、残りの95%はそのままだから、当たり前の話なのだ。
だから、ブリーフセラピー(短期療法)といった、現在流行っている心理療法は、潜在意識に働きかけて、変化を促すことがメインになっている。
NLPも潜在意識にバリバリ働きかけるような手法を用いる。そもそも潜在意識に働きかけずにメンタルを癒やすことは困難だと思われる。できたとしても相当の時間がかかると思われる。
また、潜在意識に働きかけるには、顕在意識(意識)の壁を外すか、邪魔されないようにする必要があり、そのために催眠がよく用いられる。NLPなどはいわゆる催眠術とは違うが、身体や空間を使って意識を通さず潜在意識に働きかけるような(催眠と同じ効果をもつ)ワークを行う。
以上、書いてきたように「心理療法とは、潜在意識に働きかける方法が含まれるもの」と言ってもよいと思う。それだけ、心理療法には潜在意識に認識が不可欠だと考える。
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