我々が生活していく上で、物事の見方は重要です。
普段から自分で物事の見方を変えることができると、自分が悩んでいることや詰まっていることから抜け出すことが可能になります。
例えば、人の意見からアドバイスで別の見方が分かり、悩みが解決するというのは普段よく行っていることだと思います。
また、自分の得意分野もしくは多くの経験を積んだ分野については、様々な発想が思いつきますが、これも様々な見方ができる、もしくは、経験してきた結果だと言えるでしょう。
この記事では我々の持つ視点が重要なのか、その理由について、書いてみたいと思います。
視点によって、ものの見方が全く変わる
例えば、自分が得意なことならば、人に尋ねられた時に、こうすれば?じゃあ、そうすれば?と、様々なやり方が思い付きますよね?
逆に自分が不得手なことになると、どうやって上手くやるのかよく分からなくなりますよね?
つまり、自分が得意なことには、いろいろの視点を持てるため、上手くいく方法を見つけやすいが、不得手なことでは、視点を持つことすら難しい訳です。そこで、不得手なことをやる必要があるときは、人に聞いたり、ネットで調べたりして、自分の持っていない視点持つことで、解決しようとするわけです。
視点と次元
現在ある悩みに対処するには、現在の視点では難しいです。
ここで、次元について、考えてみようと思います。
例えば、ある線の上にいる人は、1次元にいるため、その線から出ることはできません。でも、2次元の視点を持つことができれば、2次元である面が認識できるため、平面上に動けるようになります。同様に、2次元の面の上にいる人は、その面から出ることができません。その面の上にしか世界がないと思っているからです。でも3次元の視点を持つことができれば、上にも横にも移動できることが認識でき、3次元の世界にいくことができます。
視点も次元と同じ考え方です。自分が持っている悩みを、現在の視点で見ていることで解決できなければ、別の視点(他の人、他の役割、いる場所など)を持つことをしてみます。
すると、今までの視点では見えなかったことが見えてきて、悩みを解決もしくは、解決する糸口が見つかったりします。それでも、できなければ別の視点を試してみます。視点はいくらでも持てるものなので、解決策が見つかるまで視点を変えて試してみればよいのです。
なので、セラピストに相談することは、少なくともセラピストの意見によって、別の視点で見ることができますし、セラピストはクライアントに別の視点を提供することが重要な仕事のひとつです。
また、心理療法はすべて、クライアントに視点を変えための方法を提案していると言っても過言ではないと思います。
まずは、ひとりでやることに限界を感じたら、他の誰かに頼ることを知るということが重要かもしれません。