引き寄せの法則の実際

「引き寄せの法則」という言葉が普通に通用するようになって、結構経ちますね。

でも、引き寄せの法則はどういうものか頭では理解できても、実際どうするの?という人は多いはず。かくいう私もそのひとり。

「引き寄せの法則」という言葉が通例になる前から、法則自体は知っていて、当時実践したことはありましたが、上手くいかなかったなあ。

今回は、私なりの経験を踏まえて、説明してみます。

まず、引き寄せの法則は、葛藤(自分の中での整合性が取れていない)・ジャッジ(何事にも善悪をつけること)・執着(物事に固執すること)があると上手くいきません。

なので、普段上手くいくとすると、なんとなしに想ったことが、忘れた頃に突然起こるとか、になります。例えば、あのプリン食べたいな、と想っていて、2週間ぐらい経ってどこからとなくもらうことになるとか。

このなんとなしに想ったことというのが、ポイントで、葛藤もなく、ジャンジもなく、執着もない…このような状態で想うことが、その物事を引き寄せるわけです。

これら3つの邪魔があると物事を引き寄せられないのは、これらがあると、想ったエネルギーが歪められてしまう、もしくは、止まってしまうからです。

結局、本当に引き寄せの法則を使える人というのは、「悟った人」だと思います。迷うこともなく、善悪にもこだわらす、物事にこだわらないという人は、達観した人、悟った人なわけです。だから、大抵の場合にはこの法則が(正しく)機能しない訳です。

と言っても、普通は、以下のように思うはずです。

どうしても引き寄せたいのに、それにこだわらないことなんて、無理だと思いません?

どうしても自分の正しさを証明したくて仕方なくないですか?

どうしても叶えたいことだったら、待っていられませんよね?

そういう私も、そんなことをしていたので、全然、引き寄せの法則は使えていません。

でも、今の自分は、20年くらい(?)前の自分が想ったことが反映されているな、と想うことがあります。その当時、想ったことが叶っているし、自分の理想には近づいているし、昔は嫌いだった自分のことが今は好きだからです。

なので、引き寄せの法則に拘らず、何事にも拘ってください。どんどん執着してください。そうしていれば、そのうち飽きてやめることになり、良い方向に向かうことになります。「陰極まれば陽に転ずる」という言葉があるように、ずっと下がり続けることは不可能で、どこかで必ず上がることになりますから。

ただ、自分の人生を壊すことに執着するのは、やめてください。それでは本末転倒なので。

それに、法則を守らなければというのも縛りになりますので、そんなに気張らず生きていく方がよいということです。結局、仕事が上手くいかずストレスが掛かっても、周囲が協力してくれず嫌なことばかり起きているように思えても、気楽に生きるようにしていくことが理想への近道ではないでしょうか。

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