無条件の愛というものがある。
人はこれを求めて生きていると言っても過言でない。というかそれがすべてだと私は思う。
人は皆、人から無条件の愛を得ようとする。だが残念ながら、人はそれを持っていない。
インサイトカウンセリングの大嶋信頼さんは自身のブログの中で、「人の意識の中に無条件の愛はないが、無意識の中には愛がある。」ということを言っている。
それでは、理屈で、無条件の愛を与えられる人はどんな人だろうか、考えてみよう。
・お金を十分に持っている、余裕がある人?
・時間も十分にあって、人のために時間を使っても惜しくない人?
・制限がないので、何をしても許してくれる人?
・人のために、命をかけられる人?
・・・
どれもピンとこない。たぶん無条件の愛を持った人を見ることがないから、分からないよね。人のちっぽけな意識の中に愛が収まるとは到底思えない。
どちらにしても、人間の器に収まっている以上は、無条件の愛を持つことはできないのだと思う。
人が持っているもので、無条件の愛に近いものがあるとすれば、それは、母親が赤ちゃんに注ぐ愛情だろう。しかし、それも自分の子供限定のもので、無条件ではない。
この話は結論が出ず、不毛かもしれないが、これまで人は無条件の愛を求めて止まなかった。
きっと、この次元にいる以上、無条件の愛を意識で知ることはないのだろう。言葉で現ることもできないのだろう。早く無条件の愛を感じられるような世界に生きたいものだ。